不審死した「紀州のドンファン」13億以上の遺産 「市に寄付」と書いた遺言書は「有効」と判決 殺人などの罪で起訴の55歳年下の“元妻”の裁判はまだ始まらず
■市に全財産を寄付するとした遺言書は「有効」と裁判所は判断
一方、田辺市側は訴えの棄却を求めていて、田辺市は「野崎さんは生前に複数回にわたり、財産を市に寄付していた」と主張。 さらに、市は遺産を受け取る手続きにかかる費用としてこれまでにおよそ6700万円を支出しているという。 遺言書は本物なのか。 有効性を巡る注目の裁判で、親族の訴えは退けられ「個人の全財産を田辺市にキフする」と記された遺言書は有効とされた。 判決によると、原告側が提出した筆跡鑑定書には不合理な点があると指摘。 また、野崎さんは生前、地元・田辺市の発展を望む発言をしていたり、周囲にきょうだいとの関係が良くなく、財産を譲りたくないと話したりしていたことなどから、遺言書は野崎さんのものと見るほかないと判断した。
■「遺言書が有効。市の主張が認められた」と市長
判決を受け、田辺市の真砂充敏市長は「遺言書が有効であるという本市の主張が認められたものと受け止めております。 本市といたしましては、引き続き適正な対応に努めてまいりたいと考えております」とコメントしている。 (関西テレビ 2024年6月21日)
関西テレビ