「あんなに泣いたのは初めて」巨人・坂本勇人 打撃で苦しんだ今季を振り返る 優勝決定後に涙
今季4年ぶりのリーグ優勝を果たしたプロ野球・巨人。そんな中、打撃に苦しみ2軍落ちも経験した坂本勇人選手が今季を振り返りました。 【画像】リーグ優勝が決まり涙を浮かべたように見える坂本勇人選手 リーグ優勝を果たした巨人はハワイで優勝旅行を行い、12月14日に36歳の誕生日を迎えた坂本選手。契約更改の会見では「こんなにうまくいかないことっていうのはなかったので、すごく考えさせられたシーズンでした」と語るほど苦しんだ1年となりました。 今季6月には61試合の出場で打率2割台前半と自身17年ぶりに不振での2軍落ちを経験。その要因がストレートへの対応で、2軍では170キロの速球を打つ練習をひたすら行いました。 しかしなかなかボールがバットに当たらず、この様子を見ていた巨人OBの高橋由伸さんは、ワンバウンドで低い位置にきたボールを捉える練習を提案。上からバットを振り下ろす意識を高め、この練習はミートしやすいスイングになると言います。 この練習を2日間で約120球行った坂本選手は170キロのボールを至近距離からとらえられるようになりました。 するとシーズン後半、この練習の甲斐もあり、9月の阪神との首位攻防戦ではチャンスでストレートを打ち返し決勝タイムリー、勝利に導く活躍でリーグ優勝に貢献しました。坂本選手はリーグ優勝決定後涙を流し、「今までの中で本当に1番うれしい優勝でした。あんなに泣いたのは初めてです。グラウンドで」と当時の思いを語りました。 (12月14日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)