未来の車椅子は「椅子が付いたセグウェイ」。手を使わずに自由自在に動く
これはもう乗るロボット。 いろんな事情により、足腰が悪くなるとお世話になる車椅子。座ったまま移動できるのは便利ですが、他者から押してもらったり、自分で車輪を回さないと動きませんよね。 【全画像をみる】未来の車椅子は「椅子が付いたセグウェイ」。手を使わずに自由自在に動く
未来の車椅子はロボット
リトアニアのCHRONUS Robotics社が作っているのは、行きたい方向にチョッピリ身体を傾けるだけで動く最新鋭の車椅子「Kim-e」。 座面が椅子程度の座高から、直立したのと同じくらいの高さに昇降するメカニズムも搭載しています。 SF映画に出てきそうなカッコ良さですが、健常者と同じ目の高さなら、お互い気を使わずコミュニケーションが取れそうですよね。実際使う人も直感的に使うことができ、ポジティヴに過ごせそうです。
椅子が付いたセグウェイみたい
「Kim-e」は身体の傾きで倒れないように進む乗り物「セグウェイ」に似ています。なのでコントローラーのような物は要らず、両手が完全に自由になのも大きな利点。 スマホで遠隔操作も可能なので、無人のままこちらに呼ぶこともできます。 最高時速は20km。4時間のフル充電で30kmの距離を走ります。車重は38kgと見た目より軽く、全幅は59cmで背もたれを倒せば自動車に積んで運ぶことも可能です。
オフロードもイケる
標準タイヤだと高さ5cmの障害物を乗り越えられますが、オフロード用に換えると7cmでもOK。 こちらがタイヤがオフロード用のようですが、問題なく走行していますね。 この投稿をInstagramで見る CHRONUS Robotics(@chronusrobotics)がシェアした投稿 グリップ力が上がるので20度の傾斜も登れ、衝撃吸収もするのでデコボコ道でもそこそこ快適なんですって。 この投稿をInstagramで見る CHRONUS Robotics(@chronusrobotics)がシェアした投稿 いずれはこういうエクストリーム系競技が誕生するかもしれませんね。
スポーツでもイケる
パラスポーツで車椅子テニス競技がありますが、これならラケットと逆の手で車輪を回さず自在に移動ができます。 この投稿をInstagramで見る CHRONUS Robotics(@chronusrobotics)がシェアした投稿 脚が弱い人でもスポーツや、その他の活動へのハードルがグっと低くなりそうです。 現在はまだ発売されていませんが、試乗の予約ができるとのこと。どれくらいの人が申し込むでしょうかね。 Source: YouTube, Instagram, CHRONUS Robotics via NEW ATLAS
岡本玄介