バイクロア@土浦からのレポート! 初開催のラジコンレースや注目の出展ブース突撃インタビュー|BC STATION #42
バイクロア@土浦からのレポート! 初開催のラジコンレースや注目の出展ブース突撃インタビュー|BC STATION #42
“自転車の運動会・文化祭とキャンプ”という、いろいろな楽しみの要素がギュッと凝縮されたイベント、バイクロア。3月16、17日に開催された土浦レイクサイドバイクロア4に、BC STATION MCの佐藤シンゴが駆けつけた。 そう、以前記事でもお伝えしたとおりなんと自転車系イベント初のラジコンレースが開催されたのだ!
バイクロアの会場に登場したラジコンサーキット
バイクロア会場のほぼ中心、MC席や表彰台の目の前に作られたラジコンサーキットには、レース出場者だけでなく多くの見物客が集まり、自転車以外のアトラクションの多いバイクロアならではの目新しいスポットが増えた。 予想をはるかに上回り定員がすぐに一杯となったラジコンレース、「バイクロアRCカー・グランプリ」。このネーミングにピンときたのは、40代以上の人に多かったのではなかろうか。25年前のラジコンTV番組のタイトルをオマージュした心遣いが憎いほどうれしい。 レースは特設サーキットをラジコンカーで3周走行させた後、バイクにラジコンを積載し、段差あり根っこありの約2kmのオフロードコースをバイクで1周して総合タイムを競うという前代未聞・世界初といえる全く新しいレース内容。純粋にラジコンだけで競うわけではないのがじつにバイクロアらしい。 予選では、各ヒートに10人が出走し、上位2名が決勝ヒートに進出することができる。 試走時間では、いろいろな車体が練習走行をしながらマシンのセッティングを行い、コースとマシンの状況を見極める。 そして正午ごろ、記念すべき第1回目の予選が、見物客全員による和やかなカウントダウンでスタートした。 実車の1/10の大きさのラジコンだが、白熱する展開のデッドヒート、転げ回る車体を起こしてコースに復帰させる観客、大きな歓声の中、操縦者と観客とスタッフが会場を取り巻く様子は、まるで周回コースのシクロクロスレースにも似ている熱狂ぶりだ。 ハラハラドキドキのラジコン走行の後は、ラジコンの車体を自転車に積載するテクニックがモノを言う。 出場者の多くがフロントラックというスタイルで、MC佐藤シンゴも今評判のJack the Rackに車体を取り付けた。 積載は、1秒でも早い方が良いのは当然だが、激しい振動でも車体が落ちない確実な固定を瞬時に行う積載テクニックも必要になる。 こちらは決勝ヒートで準優勝となったRadio Ruedaのオッチーこと落合友樹さんの積載された様子。 フカヤのFR-mini(フロントラックミニ)だが、他社パーツもミックスして下方にオフセットして厚みのある車体を積みやすくカスタムしている。 予選第1ヒートではトップ通過、そして決勝ヒートでは7位と、佐藤シンゴも健闘した。 優勝したのはバイクロア名物の“うまい棒”こと、ビン牛乳さん! 背中のザックにラジコンを格納するスタイルでタイムを短縮できた。 車体も2WD、4WD、クローラー4WDと、いろんな車種が混じっているのがバイクロアらしさの現れ。 表彰式には、このRCレースを監修してくれたBLOCKHEAD MOTORSの代表JUN WATANABEさんがスピーチを行った。