石川祐希は“堅実な守備”でミラノの逆転勝利に貢献! OHカジースキ復帰間近か。次戦がレギュラーシーズン最終節
ターラントはトップリーグ残留を決めて迎えたホーム戦とあって、これまで出場機会の少なかった選手を起用し、第4セットをスタート。一方、勝負を決めたいミラノは主力メンバーで臨み、ロセルとポッロのエースなどで早々に流れを呼び込む。2枚ブロックの間を抜く石川の爽快な一打で18-12と大きくリード。以降、危なげなく試合を進めて白星を挙げ、勝点3を手中に収めた。 直近3試合でチーム最多得点が続いていた石川は、アタックのみで6得点と控えめな数字。相手の厳しいブロックへの対応に苦戦する場面が見られたが、レセプションは受け数18本中エラー0本、A+Bパス成功率61%、Aパスでも56%と堅実な守備で勝利に貢献した。また、ふくらはぎ負傷で戦列を離れていたカジースキが第1、第2と第3セットのそれぞれ終盤にリリーフサーバーとして出場。復帰間近と見られ、スクデット争いに挑むチームにとって朗報と言えそうだ。 最終節を待たずに、プレーオフへ出場する上位8チームが決定。5位ヴェローナ、高橋藍が所属する6位モンツアと7位ミラノの順位は変わらず、勝点も同数のまま。この3チームと4位へ後退したチヴィタノーヴァとは勝点1差のため、最終節で順位が変動する可能性が残されている。 ミラノは次戦のレギュラーシーズン最終節(日本時間3月4日午前2時開始予定)で2位シル スーサ ヴィム・ペルージャをホームで迎え撃つ。今季2戦の対戦はいずれもフルセットで決着。シーズン前半はミラノが勝利し、コッパ・イタリア準決勝ではペルージャがリベンジに成功して1勝1敗としている。 ※プレーオフ出場チーム ( )内は勝点〈白星3-0または3-1は3点、3-2は2点 フルセットで黒星は1点〉と勝敗 1位トレンティーノ(55/19勝2敗) 2位ペルージャ(50/16勝5敗) 3位ピアチェンツァ(40/12勝9敗) 4位チヴィタノーヴァ(37/14勝7敗) 5位ヴェローナ(36/13勝8敗) 6位モンツァ(36/12勝9敗) 7位ミラノ(36/11勝10敗) 8位モデナ(27/11勝10敗) 構成●THE DIGEST編集部