独社民党、ショルツ氏を首相候補指名 全会一致で決定
[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツ与党・社会民主党(SPD)執行委員会は25日、来年2月の連邦議会(下院)選挙に向け、ショルツ首相を全会一致で首相候補に正式指名した。保守野党キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首と政権の座を争う。 SPD内では国民の人気が高いピストリウス国防相を首相候補に推す声が強まっていが、同氏は21日、首相候補に立候補しない意向を表明した。 世論調査会社INSAが23日に発表した世論調査によると、ショルツ氏率いるSPDの支持率は14%と、野党CDUの32%、右派ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の19%に後れを取っている。 ショルツ首相は6日、自由民主党(FDP)のリントナー財務相を解任し、3党による連立政権が崩壊した。連邦議会でのショルツ氏の信任投票は12月16日、解散総選挙は来年2月23日に実施される。