【リニア】静岡・川勝知事の唐突な「辞職」表明…佐藤健飯田市長「最大の不安定要素がクリアされる可能性が出てきた」
リニア中央新幹線の静岡工区の着工を認めていなかった静岡県の川勝知事が2日、唐突に「辞職」を表明しました。県内唯一の駅ができる飯田市の佐藤市長は「最大の不安定要素がクリアされる可能性が出てきた」などとコメントしています。 静岡県・川勝平太知事: 「6月議会をもってこの職を辞そうと思っています」 2日、唐突に辞職を表明した静岡県の川勝知事。 1日、新規採用職員への訓示の場で「職業差別」とも取れる発言をし、問題となっていました。 川勝知事が辞職することによって影響を受けそうなのが、リニア中央新幹線です。 JR東海は当初開業目標を2027年に設定していました。 しかし、川勝知事が環境問題などを理由に工事に反対。 現在も静岡工区の着工の見通しは立たず、JR東海は先日、「2027年の開業は実現できない」と表明しました。 「開業時期は見通せない」としていますが、一部報道では静岡工区の工事は10年ほどかかり開通は「2034年以降」とされています。 県内唯一の駅ができる飯田市。 佐藤健飯田市長は「最大の不安定要素がクリアされる可能性が出てきた。着工に至るにはいろいろな手続きがあると思うので静岡県、JR東海の協議のスピードを上げてほしい」などとコメントしています。 川勝知事の辞職表明。 リニア中央新幹線の開業にどれだけの影響が出るのか、注目されます。
長野放送