事実、売れている!〈テスラ〉モデルY
インテリアはとにかくミニマルで、ここはユーザー側の鍛錬(?)が必要かも。ミラーの格納、ライトのオン・オフ、そしてADASの設定などすべての操作が全部、タブレット端末のようなインターフェースに集約されているため、インパネまわりはなんにもない。ハンドルの中にも丸いボタンが左右に一つずつ埋め込まれているだけ。かなりスッキリだ。 運転ではブッシュが変更されているとかで、バッテリー重量から来るズシッと感がかなり洗練されていた。また、トルクの出方も少しやさしくなったような? とはいえ〈テスラ〉らしい攻めた感じはアクセルペダルの踏み込み度合いで、相変わらず堪能できるからご安心を。
それにしても今回試乗した“ロングレンジ”はなんと、一充電あたりの航続距離が600km超え。普段のちょい乗りならバッテリーが減らないこと減らないこと。これも大きな魅力だと思う。しかも今、モデルYはかなり納車が進んでいて(一説によるとハーネスや半導体をかなり集約したのだとか)、なんと最速で来月に手元に届くとか! しかもこれで533万7000円(RWD)からとなれば、う~ん、世界で売れている理由にもナットク、かも。
気になるスペックは?
★DATA 〈テスラ〉モデルY ロングレンジAWD ●全長×全幅×全高:4751×1925×1624㎜ ●車両重量:1980㎏ ●一充電走行距離(国土交通省審査値):605㎞ ●駆動方式:四輪駆動(デュアルモーターAWD) ●税込み価格:622万6000円~
文=今井優杏