熊本地震 大阪府警・市消防など各地の援助隊が被災地へ
14日夜の発生以来、余震が頻発していた熊本地震で、16日午前1時25分ごろ、震度6強(マグニチュード7.3)の地震が発生。その後も大分県などを含め、震度6弱以上の地震が相次いで発生しており、大阪府や京都府、兵庫県などは16日、緊急消防援助隊を派遣した。また、警察庁も同日、熊本県に15県の警察官を追加派遣し、15日から活動している大阪府警などの隊員らなどと救助にあたる。 <熊本地震>14日夜の震度7は「前震だった」 本震・余震との違いは?
総務省消防庁によると、16日午前には、大阪市や京都市の消防局など、大阪・京都両府や兵庫県のほか13県からなる361隊1194人を熊本県に向け追加出動させたという。 また警察庁も同日未明から地震が相次いだことを受け、大阪府警など15日から派遣している警察官に加え、新たに15県の警察官1249人を派遣し、被災地で救助活動を行っていくという。
交通機関に影響が出ており、空の便は熊本と伊丹を結ぶ日本航空や全日空などの便が欠航している。また、鉄道は大阪市淀川区の新大阪駅から福岡県の博多駅へ向かう山陽新幹線は正常に運転している。 しかし九州新幹線は14日夜の地震で回送列車が脱線した影響などで、博多から鹿児島中央までの運転を見合わせているため、鹿児島中央駅行きの「みずほ」「さくら」は博多駅行きに変更されている。 新大阪駅の改札などには「九州への旅行中止のお願い」という看板が各所に掲げ利用者へ旅行中止を呼びかけるとともに、払い戻しについて説明するアナウンスを流すなどしていた。