与論島で「チャレンジショップ」 お試し出店で起業のステップに
与論町で起業を目指す人や起業して日の浅い事業者を対象に施設を貸し出し「お試し出店」してもらう取り組み「チャレンジショップ」が12月1日から、「Shima-Hotel」(与論町那間)で行われている。(奄美群島南三島経済新聞) 【写真】ヨロンアイランドビーフのボロネーゼを作る前田さん 主催は同ホテルを経営する能塚勇輔さんと、山本真衣さんが運営する起業支援コミュニティー「Shima Labo Yoron」。期間中5回目の同8日にも多くの島民が訪れ、さまざまなワークショップを楽しみ、コーヒーや島内で育った牛肉をふんだんに使った料理を味わった。 出店は「ハンドメード雑貨&クッキー販売」「ヨロンアイランドビーフのボロネーゼ販売」「マクラメ雑貨の販売&ワークショップ」「島の植物を使った小物&アクセサリーワークショップ」「いりたてコーヒーカフェ&焙煎(ばいせん)ワークショップ」「糸かけまんだらワークショップ」「ラジオ生配信デモ番組制作体験」など。出店者の経歴も年齢もさまざまで、移住者が多い。 能塚さんは「昨年まで『島マルシェ』というイベントを広場で開催していたが、一回きりの出店で、経験を次に生かす場がないまま終わってしまうという反省があった。今回は継続して2回、3回出店できる環境を作り、トライアンドエラーできる企画にした」と話す。 「ヨロンアイランドビーフのボロネーゼ」を販売した前田光一さんは「こういう機会を無料で提供してくれることはすごくありがたい。起業したいと思った時に、このように周りを応援してくれる人がいるのは、すごく励みになる」と話す。 来場した島民の一人は「なかなか島外に行く機会がない人には、こういう新しい取り組みを体験できるのは楽しい。島で頑張っている人たちが目に触れるのはすごく良い。どちらにとっても、ありがたい企画だと思う」と話していた。 営業日、時間の設定は出店者ごと。イベントは12月22日まで。
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