新キャプテンは立川理道。パシフィック・ネーションズカップに挑むラグビー日本代表会見
続けて、指揮官はプレー面での立川の評価を聞かれて「10番よりは12番なのかと思うが、10番でプレーしないわけではない。スピアーズでのプレーを見ていると、とても落ち着いていて成熟している。とても良い判断ができるし、キックゲーム、ディフェンスも強みにしているし、日本人としてはサイズもあるので、キャリーできることもとても評価できる」。
「我々としては経験値からの落ち着きや、次のアクションは何かという見極める能力が、とても優れていると思っている。また、立川に一番感銘を受けていることは、立川がジャパンでプレーしたいという気持ち、エネルギーを持って代表に参加してくれていること」と目を細めた。
ジョーンズHCに新たにキャプテン指名されたとき、「自分自身の成長に良いチャンスだと思ったので」即答したという立川は、「プレッシャー、責任も感じることもあったが、将来性のある選手もいるし、所属チームでキャプテンやっている選手もいるし、ワールドカップに2度出ている選手もいる」。
「そういった選手と一緒にチームを作り上げて、PNCに向かっていくのが楽しみだし、そういった役割をいただけたことは、光栄な気持ちの方が大きく、楽しみの方が大きい。若手の選手も含めて、日本代表にはいろいろな国の選手がいるので、隔たりをなくしていきたいと思っているし、リーダーとしても間に入って、1つになるような働きかけをしていきたい」と先を見据えた。
6・7月の5試合の結果を受けて、今、PNCに向けてどういった強化を進めているのかと聞かれ、立川キャプテンは「基本的にはサマーシリーズで出た課題に今、取り組んでいる。ハンドリングエラー、セットプレーの安定性といった各ブロックで向上できている」。
「試合に勝つには、大事な時間帯でのプレー選択やペナルティも大事だが、経験を積んでいく中でクリアになっていくと思うし、PNCで勝つためには今、自分たちがやっていることを信じることだと思う。合宿は良いスタートが切れているので、PNCに向けて引き続きやっていきたい」と話した。