秋の夕暮れに虫の音を楽しむ京都・嵐山でガイドの解説付きモニターツアー
セミの季節が終わると、虫の声も涼しさを運んでくるようになる。9月21日に京都の嵐山で、秋の夕暮れに虫の声を楽しむ「虫の音ガイドツアー」(日本生態系協会 グランドデザイン総合研究所・東京)が開催される。嵐山の魅力の一つである虫の音を楽しみながらその生態をより深く知ってもらうモニターツアーだ。 日本では、古来、秋の虫たちの奏でる音が人々に親しまれ、虫の音を風流に楽しみ、愛でる文化が育まれてきた。平安時代には、マツムシやスズムシなど声のよい虫を選び採り、宮中へ献上した記録も残っている。紫式部の『源氏物語』にも虫の音を楽しんだ様子が描写されているし、江戸時代には庶民の間でも「虫聴き(むしきき)」などの鑑賞が楽しまれてきた。 嵐山は、かつて虫聴きの名所となっていた場所だそうだ。川辺を散策しながら、ガイドの解説を通じて虫の声を楽しむ文化を体感しよう。参加費用は無料だが、アンケートに協力できる中学生以上が対象。申し込みはメールで yodogawa-econet@ecosys.or.jp まで。件名「虫の音ガイドツアー・モニター参加申込」、本文に参加者の氏名、年齢、住所、電話番号を明記のこと。先着20人。