「数年ぶりに明るい兆しが見えている」移籍市場で躍動するマンU、次の一手は?専門メディア「まだ補強すべきエリアがある」
マンチェスター・ユナイテッドが今夏の移籍市場で目立つ動きを見せている。まだ期間を6週間以上残している中で、クラブはすでにオランダ代表FWジョシュア・ザークツィー、フランス期待の若手DFレニー・ヨロらを獲得している。米スポーツメディア『ESPN』が現地時間19日、同クラブの補強に見解を述べている。 【動画】マンチェスター・ユナイテッドの逸材が決めたスーパーゴール! 同メディアは、ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏が3月に発した言葉を次のように伝えた。「大金を投じて成功を買うより、次のキリアン・エムバペと契約したい。エムバペを買うのはそれほど賢いことではないだろう。誰でもわかることだ。もっと難しいのは、次のエムバペ、次のジュード・ベリンガム、次のロイ・キーンを見つけることだよ」 その言葉通り、ユナイテッドは23歳のFWと18歳のDFを獲得した。『Sky Sports』が報じたところによると、エバートンに所属する22歳のイングランド人DFジャラッド・ブランスウェイトにもオファーを出している。エバートンへの入札は拒否されたと伝えられているが、『ESPN』はこの動きについて好意的に評価しており、「ユナイテッドで数年ぶりに明るい兆しが見えている」と伝えている。 また、同メディアは「まだ補強すべきエリアがある」と見解を示しており、同クラブは「守備的MFとCBの補強を狙っており、ベテラン選手を放出できた場合には他のポジションの選手獲得も検討するかもしれない」と述べている。 『ESPN』は今夏のユナイテッドの補強施策について、2022年夏にレアル・マドリードからカゼミーロを獲得したときの移籍金7000万ポンド(約133億円)などを引き合いに出し、「より迅速に、より決断力を持って動き、より少ない資金で、選手の移籍を慎重に行っている」と評価する。同メディアが伝えるところによると、ザークツィーの移籍金は「3650万ポンド(69.3億円)」だ。 ラトクリフ氏が共同オーナーに就任してから初めての移籍市場。ここまではユナイテッドにとって順調な取引が行われているように見える。
フットボールチャンネル編集部