真面目すぎて「コロナ警察」だった妻が介護職に就いてから激変…「下着と札束」の謎
使命感で仕事に邁進するように…
最初はマイペースに働いていたのですが、使命感も強い妻は、家族のことをほったらかしで仕事に邁進するように。 「娘たちは11歳と8歳で、結構しっかりしていて仲もいい。1ヵ月ほど前から、夜に寝た後は起きないし、もし留守番させても安心だということで、個人的に依頼を受けて夜の見守りの介護のアルバイトをすることになったのです」 妻は時給で働くアルバイトスタッフで、正規職員ではく、副業も可能。 「ただ、最近、頑張って働いても、時給が少なくなったとのことで、掛け持ちのバイトを始めたのです。仕事で知り合った人からの紹介や、隙間時間を売るアプリみたいなもので仕事を受けるようになりました。妻が出ていくのは、娘たちが眠った22時ごろ。そこから深夜2時、もしくは朝まで仕事をして帰ってくる。僕は仕事が多忙なので、帰宅は21~23時が多いです。僕はなるべく妻の顔が見たい。疲れて帰ってきて、妻の顔を見ると安心するんです」 以前の妻なら「うれしい!」などと言ったはずなのに、今は露骨にうんざりとした顔をするとか。
「セクシーな下着」と「札束」
さらに、異変は重なります。妻の下着が変わったのです。 「以前は何年も同じ下着を使い続けて、“そろそろ買いなよ”と言うと、もったいないからいいと言っていたのに、今はとてもセクシーな下着を買い揃えています。あと、運転席のシート下に昔の缶ペンケースがあって、その中に一万円札がぎっしり入っていました。おそらく50万円分くらいはあったと思います。妻にそのお金のことを聞こうとしましたが、怖くて聞けませんでした」 翌日、そのケースを確認しに行ったら、なくなっていたそうです。 「僕は、妻が浮気しているとは思いますが、もしかすると性産業のサービス職についているのではないかと疑っているのです。僕は結婚して家を買い、住宅ローンと娘たちの塾代、生活費などを出しています。そんなにお金に困っていることはないとも思うのです」 信明さんに渡している生活費の金額を聞くと「25万円です」と即答。光熱費、学費、住居費は別に引き落としであり、単純に食費と妻のお小遣いだそうです。物価高とはいえ、十分に生活できるのではないかと感じてしまいました。 「妻は地味な性格で、友達も少ない。だから、お金に不足していることはないと思うんです。だから浮気なのか、性産業のアルバイトなのか、はたまた訪問介護で魔がさしてしまっているのか、心配なのです。妻の行動を調べてください」 ◇介護の遅番に休む時間はほとんどないという。遅く帰るだけであれば、仕事が大変なのだろうと思うが、下着やお金の説明はつけられない。介護職への社会のサポートの重要性を感じながらも、11歳と8歳という子どもたちへの影響も心配になってしまう。介護はとても大切な仕事だが、仕事を最優先していてはよくないパターンもあるはずだ。 では下着とお金の謎はいったい……。調査の結果は後編「介護職を始めてから激変?妻の浮気を知った夫が「まだ良かった」と語った理由」にて詳しくお伝えする。
山村 佳子(探偵事務所代表)