真面目すぎて「コロナ警察」だった妻が介護職に就いてから激変…「下着と札束」の謎
妻はすごく優しい人です。
今回の相談者である43歳の会社員・信明さんは、人からの紹介で私たちのカウンセリングルームに来ました。 信明さんは「こちらは、離婚を回避する場合の相談に乗ってくれると聞きました。妻には、以前のように健全に働いてもらい、今のおかしな行動をやめさせたいんです」と語っていました。まずは妻の人物像について伺います。 「すごく優しい人です。僕とは高校の同級生で、予備校で再会して交際が始まったのです。自分より他人を優先するような人で、僕や子供たちが快適に過ごせるように、家のことを整えてくれていました。ただ、心配症で慌てん坊なところがあります」 妻は難関大学を卒業しているものの、心配性でそそっかしい性格が災いして、仕事が続かないとのことでした。 「妻は僕よりレベルが高い大学に合格しています。成績も良かったので、大手のIT関連会社に入ったのです。失敗を極度に恐れているので仕事の時間がかかる。それで職場に居づらくなって、半年程度で退職。その後も仕事を転々としており、将来が不安だというので、僕と結婚して欲しいという。僕も彼女以外は考えられなかったので、25歳の時に結婚しました」
真面目すぎて「コロナ警察」に
妻は、結婚してからコロナ禍すぎまで専業主婦をしていたそうです。 「勉強も家のこともマイペースでできるじゃないですか。だから、僕も安心して家庭を任せて働いていました。それが変わったのがコロナ禍です。妻は心配性の性格が災いして“コロナ警察”になってしまったのです」 コロナ警察とは、新型コロナウィルスの感染予防が叫ばれていた2020~2022年の間、外出する人やマスクをしていない人を厳しく批判する人のことを指していた言葉です。 「SNSを見回っては、旅行や外出をしている人を攻撃し、宅配業者には除菌スプレーを吹きかける。子供達は一歩も外出させず、家の中でもマスクを強要していました。僕が何か意見を言うと“死ぬかもしれないのに、なんてことを言うの!”と激怒。今は自分がしでかしたことを忘れて生活していますが、あの頃の妻は怖かったです」 妻は「この道が正しい」と思ったら、一直線に進んでしまう性格だと感じました。浮気をする人はこのタイプが多いです。 「そうなんです。だから、ちょっと心配で。コロナの後に、専業主婦を続けている自分自身に不安を覚えたのか、仕事に復帰すると宣言。いろんな会社を受けましたが、全て不採用。そこで何かを悟ったのか、介護士の資格を取り、1年前から訪問介護の仕事をしています」