「ショートニング野放しの日本はバカな国!」コンビニ飯に激昂する夫。【食べてはいけない毒食リスト】を突きつけられた妻の悲しすぎる選択とは
今や、現代人の生活に欠かせないコンビニエンスストア。現在、全国のコンビニの店舗数は、5万7000ほどとされている。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は日本のコンビニエンスストアの概況についてこう語る。 「2024年2月期の大手3社のチェーン店売上高は首位のセブン-イレブン・ジャパンが対前期比3.8%増の5兆3452億円、2位のファミリーマートが同3.8%増の3兆692億円、3位のローソンが同5.1%増の2兆4162億円といずれも増収を達成しています。 いかに、皆さんがコンビニに頼った生活をしているか、ということがよくわかる数字だと思います。ただ、便利さに傾倒することはよくないので、食生活においてはバランスが必要だと感じています」 もはや生活になくてはならない存在だが、一方でコンビニ食が原因で離婚に至った夫婦も存在する。 今回、取材に応じてくれたのは都内在住の美晴さん(仮名・29歳、Web関係)だ。 「1年半連れ添った夫とは今年の夏に離婚しました。理由は、『食』に対する価値観の不一致です」美晴さんの夫は36歳の医師で、食品の成分やオーガニック食材に異常なほどこだわる人だったという。 美晴さんはこう語ってくれた。 「期間限定のコンビニスイーツのお仕事に携わった関係で、ある日お土産を頂いたんです。ふわっとした生地の中にフルーツジャムを入れた洋菓子。帰宅した主人に『これ、仕事で頂いたの。美味しいからあなたもどうぞ』とテーブルに置いたんです。 すると、ラッピングされた菓子を裏返してじっと見つめていた彼は眉間にしわを寄せて私をにらみ、『成分表にショートニングが入ってるじゃないか。俺に毒を食わせるのか!』と一喝してきたんです。 そのとき、『ショートニングやトランス脂肪酸は、水素添加されたもので、自然界に存在しない毒食品だ』と彼が以前言っていたことを思い出しました」
言葉を失った美晴さんに、夫は畳みかけた。 「忘れないでくれ。僕は、ショートニング、トランス脂肪酸、リン酸ナトリウム、人工甘味料、亜硝酸ナトリウムが入ったものは食べない。こんな毒物を体内に入れるくらいなら空腹のほうがマシだ。お前もこんなもの食べ続けてると、身体が汚染されるぞ」 威圧的に告げた彼は、翌日、一枚の紙を渡してきたという。 「夫から渡された用紙は、食べてはいけないという成分が記載された『毒食リスト』でした...。以下のようなものです。 (1) ショートニング(トランス脂肪酸、マーガリン) (2) 亜硝酸ナトリウム (3) リン酸ナトリウム (4) 人工甘味料 (5) PH調整剤 (6) 次亜塩素ナトリウム (7) 乳化剤 以上の成分が入ったものは絶対に食べないこと! と書かれていたんです...」 美晴さんはさらに話をしてくれた。 「特にパンやお菓子に含まれるショートニングを嫌っていましたね。夫は学生時代米国に留学していたんですが、米国ではショートニングに対する規制が厳しいそうです。彼曰く『ショートニングを野放しにしている日本はバカな国だ!』と...」