侍ジャパン選出大学生4人組を「ハンカチ世代」の元プロが徹底分析! 「4人をプロのキャンプに派遣すべきだ!」
2月14日、侍ジャパンは3月6、7日に開催される侍ジャパン日本代表vs欧州選抜の出場選手が発表され、4人の大学生が選ばれた。 【一覧】井端ジャパン 3月欧州代表戦メンバー 金丸 夢斗投手(神港橘-関西大) 中村 優斗投手(諫早農-愛知工業大) 宗山 塁内野手(広陵-明治大) 西川 史礁外野手(龍谷大平安-青山学院大) このサプライズ選出に、2012年から2014年までDeNAで投手としてプレーしていた冨田 康祐氏は「当時、僕が青山学院大に在籍していた当時からすれば、なかなか考えられないことですし、井端(弘和)監督が大学生をフル代表に呼んだ事はすごいことだなと思っています」と驚いている。 冨田氏はPL学園では前田健太投手(デトロイト・タイガース)と同期で、大学では東都一部の青山学院大でプレーした。 このいわゆる“ハンカチ世代”の大学トップレベルには、元日本ハムの斎藤佑樹氏(早稲田実業-早稲田大)、ロッテの澤村 拓一投手(佐野日大-中央大)、ソフトバンク・柳田 悠岐外野手(広島商-広島経済大)といった豪華な顔ぶれがそろっており、青山学院大の同期には元ロッテの小池翔大捕手(常総学院)、下水流 昂外野手(横浜)もいたが、彼らはフル代表に選ばれていない。 井端監督の4人の選出について、「大学球界のレベルも上がっていますし、アマチュア野球の今後の発展、いい目標になってくれたらいいかなと思っています。それと、今回選出した4人は、必ず今後の日本を背負って立つような選手になってくれると信じて呼びました」と会見で語っている。 この発言に冨田氏は驚いたという。 「ほかの大学生にとっても刺激になるでしょうね。『自分たちも続きたい』とフル代表を目指す選手たちもでてくるので、大学野球界にとっても良いことです。 井端さんが大学代表候補合宿に足を運んで、実際に見たうえで選んだ選手たちです。先程も話したように、トップチームの監督が直接、大学生を見て選出するのは僕たちの時代では考えられませんでした。 将来トップチームに入ってもらう。そこまで見据えての招集かもしれない。井端監督、侍ジャパンチームの広い視野に驚かされました」