高カロリーは逆効果。パフォーマンスを向上させるために摂取すべき食べものは?
パフォーマンスを高める食べ物の選び方
つまり、パフォーマンス向上に食べ物の力を借りたいのであれば、栄養価の高い食品にこだわる必要がありそうです。まず、以下の基本事項をおさえておきましょう。 スナック類、チョコレート、パンなど、高カロリー高脂質、あるいは精製糖が多く含まれる食べ物は避けるべき。これらは、血糖値の急激な上昇とそのあとのシュガークラッシュ(低血糖症)を引き起こすので、かえってパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。 ハードな運動や有酸素運動では、炭水化物の摂取が疲労の軽減や回復に役立ちます(Health&Fitness Journal)。果物、全粒穀物など、未加工で栄養価の高い炭水化物、あるいはサプリなどでのエネルギー補給が奨励されます(Health&Fitness Journal)。 認知的なパフォーマンス向上の観点からは、栄養価の高い食べ物の即効性はハッキリしていないよう (National Library of Medicine)。ただ、長期的な健康改善に貢献してくれる点とパフォーマンスへの悪影響がない点で優れているといえます。特に果物、野菜、ナッツなどがおすすめ。 高炭水化物や高脂質なメニューよりも高タンパク質なもので認知的パフォーマンスが高まったとの研究結果も(National Library of Medicine)。 コーヒー(カフェイン全般ではなく)も認知的パフォーマンスを上げるとの研究結果があります(National Library of Medicine)。 パフォーマンスを高めたいときに、甘いものやスナック菓子でガソリン補給して頑張っていたという人は、ジャンクな食べ物を栄養価の高い食べ物に変えるだけでメリットがありそうです。 栄養に関する知識を蓄積して、仕事やスポーツでのパフォーマンスを高めていきましょう。 ──2020年9月7日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 執筆:山田洋路/Source: Oxford Academic,Health&Fitness Journal,National Library of Medicine(1,2,3)
ライフハッカー・ジャパン編集部