ヒグマに遭遇も!? 元登山店員のハイカーが推す“一生に一度は歩きたい”5つの縦走登山コースを紹介
老若男女問わず人気の高い登山やハイキング。アウトドアライフをテーマにしたYouTubeチャンネル『たかくらや』では、登山歴20年を誇る元登山店員のハイカー・たかくらさんが日本国内のおすすめ縦走登山ルート5選を紹介しました。 【写真】「takakuraya」さんがおすすめする縦走登山コースを見る(全5枚)
北は北海道から南は屋久島まで、日本列島の山々の魅力を語る
今回注目した動画は「【登山】実際に歩いて特に良かった私的おすすめ山ルート5選」。たかくらさんが「本当に最高だった」、「一生に一度は是非行っていただきたい」、「自分自身ももう一回行きたい、何度でも通いたい」と感じた登山ルートが選出されています。 まずはたかくらさんが何度も訪れている「屋久島」から。島の山旅では時間の流れが違っていて、地元の人たちとのふれあいも含めて本土とは違った独特な魅力があるといいます。そんなたかくらさんのおすすめは、淀川登山口から宮之浦岳、永田岳を経て鹿之沢小屋で1泊し、永田側へと下りるルート。また、たかくらさんは「首折れサバ」という新鮮な地魚を味わうのも屋久島の醍醐味だと語っていました。 続いて紹介したのは北海道の「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」。大雪山系の縦走コースで、旭岳・白雲岳・忠別岳・トムラウシ山と北海道の山々を満喫できるルートです。何百年と続く荘厳な自然に触れることができる一方、北海道の山といえばヒグマがつきもの。本州とは一味違う緊迫感がワイルドな旅を演出してくれるそうです。
季節を問わず楽しめる「八ヶ岳」は初心者にもおすすめ
3つ目に選ばれたのは、「八ヶ岳」の硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳のコース。八ヶ岳はアクセスがよく山小屋も充実していることから、熟練者でなくても手軽かつ安全に雄大な自然を楽しめるエリアといえます。また登山の後にゆっくり温泉に浸かるのも、山旅ならではの魅力ではないでしょうか。
「槍ヶ岳」は自信につながる山
4つ目の紹介は「南アルプス」。特におすすめは北岳、間ノ岳、農鳥岳で、「日本で最も標高の高い縦走路」と言われています。高山病のリスクに注意が必要ですが、最大の魅力は美しい稜線とともに広がる素晴らしい景観。たかくらさんは「富士山がずっとカッコよく見える」と絶賛し、山の世界に没頭するきっかけが北岳で見た雲海だったことも明かしていました。 最後の北アルプス「槍ヶ岳」には複数のルートがあり、いろいろな方向からアプローチが可能。一方たかくらさんは昨年「西鎌尾根」から入って槍ヶ岳・大キレット・ジャンダルム・西穂高というコースで縦走しており、「自分の魂に刻まれる印象深い最高の縦走登山」だったと言います。 今回の動画に視聴者からは、「行ってみたい山が増えました!」「行く予定の山が紹介されて嬉しい」といったコメントが寄せられていました。本動画で紹介した山を実際に縦走する動画も配信されているので、併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
野中陽平