3連勝懸かる川崎春花 “記録”には「関心ない」ってホント?
◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(1日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72) 【画像】渋野日向子は今季初来日 出場3大会連続優勝となれば、2019年に記録した鈴木愛に次いで国内ツアー6人目に名前を刻む。記録の懸かる一戦を前にしても、川崎春花は「意識? みなさん言ってくださるんですけど、全くないです」とクールに答えた。 通算4勝を挙げてきた川崎の優勝歴は、その半数がツアー記録を更新するものだ。2022年のメジャー競技「日本女子プロ」では大会最年少となる19歳133日でツアー初優勝。2週前の前戦「大東建託・いい部屋ネットレディス」では、72ホールの最少ストローク数を4打更新する「260」(通算28アンダー)で圧巻の勝利を収めた。 記録を求めることについては「関心がない」と話す一方で、ツアー史に名前が残ることには「それは、うれしいです」と素直に喜ぶ。「ラウンド中は意識している余裕がないけれど、終わってからは(良かった)と思える」。これまで打ち立てた金字塔は、21歳の誇りとなっている。
2週前と同じように「あまり優勝とかは考えていなくて、目の前の一打に集中するだけ」と数字を目標に置くことはしない。自分の課題だけに向き合い、結果はその先についてくるというスタンスで今週も臨む構えだ。 振り返れば、日本女子プロで初優勝を飾る前は3試合連続で予選落ち。今季も2連勝を飾る前は、ショットの不振に苦しみ予選落ちも多かった。決して好調とは言えない状態から、急転直下の大記録。3連勝の達成も、果たして? (北海道北広島市/塚田達也)