海洋プラスチックごみが“ガンダムのプラモデル”に リサイクルの重要性を小学生らが学ぶ【SDGs】
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シリーズSDGsです。海洋プラスチックごみがおもちゃに変身!大手メーカーの協力により、小学生がプラモデル作りを通じてリサイクルの重要性を学びました。 「これがみんなが集めてくれたプラスチック(ごみ)を混ぜたガンプラになります」 子どもたちに配られたのは、人気アニメ「ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」です。 プラモデルの部品の中から熱心に見つけているのは、細かくして混ぜられたペットボトルの破片です。熱心に探していた理由は、子どもたちが海岸清掃をして拾い集めたペットボトルだからです。 海岸清掃をした児童 「なるべくごみを増やさないように、区別(分別)することが大事」 清掃で集めたおよそ100本を学校で水洗いして汚れを落としました。その後、プラモデルメーカーがペットボトルを粉砕し、原料としてリサイクルしました。 BANDAI SPIRITS 池田樹生さん 「こちらがポリスチレンになります。プラモデルの原料になるものです。(Q.海洋プラスチックを混ぜていく?)これで1%です」 素材が異なるため、1%以上混ぜるとパーツが型どおりに作れないといいます。安全性も慎重にチェックし、ようやく完成しました。 子どもたちは、プラスチックごみが入った特別な「ガンプラ」を作りました。 「プラスチックごみで作っているようには見えないほど、プラスチックごみの要素が無くていいと思います」 子どもたちの次の任務は、家族や近所の人などできるだけ多くの人にリサイクルの重要性をアピールすることです。
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