リビングのエアコンを“つけっぱなし”で1週間の旅行に出てしまいました…「電気代」はどれくらいかかるでしょうか?
エアコンをつけっぱなしにして1週間の旅行に出てしまったら、電気代がいくらくらいになるのか心配になるのではないでしょうか。あらゆるものの値上げが続く昨今、家計のために少しでも節約したいと思う方も多いでしょう。 そこで本記事では、エアコンを1週間つけっぱなしにした際の電気代の目安を計算します。また、電気代を節約する方法についても解説するので、エアコンを利用する際の参考にしてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンの電気代を計算する方法
エアコンの電気代は、「消費電力×電力料金単価×時間」で計算できます。「電力料金単価」の目安は、「全国家庭電気製品公正取引協議会」により令和4年に改定され、1キロワットアワーあたり31円(税込み)となっています。 一例として、冷房時の消費電力が500ワットのエアコンを利用したときの、1時間あたりの電気代を計算してみましょう。 冷房時の1時間あたりの電気代は「500ワット÷1000×31円×1時間=15.5円」で、約16円です。1日つけっぱなしにした場合で計算すると、約16円×24時間で約384円となります。さらに、1週間つけっぱなしにした場合だと、約384円×7日間で約2688円の電気代が発生する計算です。 消費電力はエアコンによって異なりますし、設定温度や利用環境によっても変動します。また、電力料金単価も契約している電力会社により異なります。 自分の家の電気代を詳しく知りたい場合は、電力会社の契約内容や、実際に利用しているエアコンの消費電力を調べてみましょう。
エアコンの電気代を節約する方法
エアコンの電気代を節約する方法は、いくつかあります。冷房時にできる工夫は、以下の通りです。 ●ドアや窓の開閉を減らす ●レースのカーテンやすだれなどで日差しをカットする ●外出時は昼間でもカーテンを閉める ●扇風機を併用し、風が体に当たるようにする 一方、暖房時にできる工夫は以下の通りです。 ●ドアや窓の開閉を減らす ●厚手のカーテンを使用する(床まで届く長いカーテンの方が効果的) ●扇風機を併用し、暖まった空気を循環させる 経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、例えば、設定温度28度の冷房の使用を1日1時間短縮した場合、年間で約19キロワットアワーの省エネができ、電気代では約580円の節約ができるとのことです。 さらに、外気温度が31度のときにエアコン(2.2キロワット)の冷房設定温度を1度上げて27度から28度にした場合、1日9時間の使用で年間で約30キロワットアワーの省エネにつながり、約940円の節約ができるそうです。 また、室外機の周りに物を置いてしまうと、冷暖房の効果が下がってしまうといわれています。室外機の周りには物を置かないようにしましょう。 エアコンのメーカーによっては、スマホアプリと連携しているケースがあります。専用のスマホアプリをダウンロードすることで、遠隔でエアコンのオンオフができたり、電気代の目安を確認できたりします。 外出先でもエアコンの操作ができるようになるため、スイッチの切り忘れを防げるでしょう。また、帰宅前にエアコンを作動できるので、涼しいもしくは暖かい部屋に帰ることができるようになります。