九州1部3連覇の名門・福岡大学、手続きのミスでインカレに出場できず…「監督責任については弁明の余地はない」
福岡大学サッカー部は19日、第73回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)に出場できなくなったことを報告。手続きのミスによる欠場を謝罪した。 福岡大学は、第39回九州⼤学サッカーリーグⅠ部で、第21節終了時点で優勝が決定。リーグ3連覇を果たすと共に、通算21回目の優勝を成し遂げていた。 これによりインカレの出場権を獲得した福岡大学だったが、開催要項に規定された参加資格を満たすことができなかったという。 福岡大学が送付した参加申し込み書類の一部に関して、大会要項に定める期間内に届かなかったとのこと。全⽇本⼤学サッカー連盟理事会は⼤会要項に基づき、本学サッカー部が⼤会参加資格を得られないことについて最終確認。11月12日に通知を受けたという。 福岡大学サッカー部は、⽊幡伸⼆部長、乾真寛監督の連盟で声明を発表。選手や保護者へ謝罪した。 以下、謝罪文全文。 ーーー 平素より福岡⼤学サッカー部に対し多⼤なるご⽀援とご協⼒を頂き⼼より御礼申し上げます。 さて、福岡⼤学サッカー部は今季の「第 39 回九州⼤学サッカーリーグⅠ部」において、第 21 節終了時点で優勝(リーグ 3 年連続、通算 21 回⽬)を決定していました。本来であれば、「第 73 回全⽇本⼤学サッカー選⼿権⼤会」(選⼿権⼤会)に出場するところですが、同⼤会の開催要項に規定された参加資格を満たすことができず、出場できないこととなりました。 福岡⼤学サッカー部が送付した選⼿権⼤会への参加申込書類の⼀部が⼤会要項に定める期限内に届かなかったため、全⽇本⼤学サッカー連盟理事会は⼤会要項に基づき、本学サッカー部が⼤会参加資格を得られないことについて最終確認されました(令和6年 11 ⽉ 12⽇に通知を受領)。その結果、本学サッカー部は選⼿権⼤会への出場が叶わない状況となりました。 この間努⼒を重ねて九州⼤学リーグ戦を勝ち抜きながら、⼿続き上のミスから⽬前でチャンスを奪われてしまった部員の無念、特に 4 年⽣の選⼿・ご⽗⺟の⼼情を思うと、私ども指導監督にあたる者としてその責任を果たせず痛恨の極みです。 我々の監督責任については弁明の余地はなく、ただただ関係者の皆様に⼼よりお詫びを申し上げる次第です。 今後、このようなミスが決して起こらぬよう、競技実績に劣らないチーム・マネージメント体制の再構築に努⼒いたす所存です。今後とも厳しいご意⾒も含めチームへのご⽀援・ご協⼒を賜りますよう⼼よりお願い申し上げます ーーー なお、福岡大学の参加がなくなったため、2位の九州産業大学、3位の鹿屋体育大学、4位の日本文理大学がインカレに出場することとなる。 福岡大学は、多くのJリーガーを排出している名門大学。FW永井謙佑(名古屋グランパス)やMF藤田直之(サガン鳥栖)、FW井上健太(横浜F・マリノス)、MF河原創(川崎フロンターレ)ら現役選手の他、元日本代表DF坪井慶介氏らも卒業している。
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