婚約指輪にも! キャサリン皇太子妃の高貴な「ロイヤルブルー」ファッション
ロイヤルブルーなどの「深い青」は、2025年に注目すべき色のひとつとされています。紀元前6~7世紀頃の古代文化において、深い青をもたらす顔料のひとつ、ラピスラズリは入手が非常に難しく、ゴールド以上に価値あるものとされていました。 【写真】ブランドは「シャネル」好きなキャサリン皇太子妃 そのため、富や権力、神聖さ、あるいは純粋さと結び付けられ、王を象徴する色となってきたのです。この時代よりもさらに昔、紀元前1323年頃に作られたというエジプトのツタンカーメン王の埋葬用のマスクにも、深い青が使用されています。 各国の王たちは統治者としての自らのイメージを確立し、その文化と社会における自身の卓越性を明示するため、衣服や装飾品に深い青を取り入れてきたのです。「太陽王」としてのイメージを築くために着飾ったフランスの国王ルイ16世から、装いは君主のあるべき姿を体現するためにも重要であることを理解していたイギリスの女王エリザベス2世まで、ロイヤルたちは歴史を通じて、この色を活用してきました。 ここではキャサリン皇太子妃が披露した、美しいブルーを含む装いのいくつかを振り返ってみましょう。 ※肩書は、いずれも撮影当時のものです。
サファイアとダイヤモンドの婚約指輪(キャサリン妃)
ジュエラーのガラードが手掛けた婚約指輪は、12カラットの楕円形のセイロン(スリランカ)産サファイアを、14粒のダイヤモンドが取り囲むデザイン。 亡きダイアナ元妃が所有していたこのリングを譲り受けた息子のウィリアム王子が、婚約指輪として現在のプリンセス・オブ・ウェールズ(皇太子妃)に贈りました。 ハロッズで購入したコバルトブルーのスカートスーツで婚約発表に臨んだダイアナ妃に倣い、キャサリン妃は2010年11月の婚約会見で、イッサ・ロンドンのロイヤルブルーのラップドレスを着用しました。
「国旗の色」で外交(キャサリン妃)
2022年3月、カリブ海に面する英連邦諸国を8日かけて歴訪したウィリアム王子夫妻。キャサリン妃は訪問先のひとつ、ベリーズで、国旗に使われているブルーのドレスを着用。 このトリー バーチのドレスには、コバルトブルーのセザンヌ(Sézane)のイヤリングと、スチュアート ワイツマンのウェッジサンダルを合わせました。
ブルーのブレザーで公務へ(キャサリン皇太子妃)
2022年10月、キャサリン皇太子妃はシャネルが1995年に発表したダブルブレストブレザーを着て、公務に臨みました。 リッチなコバルトブルーのヴィンテージのブレザーと、黒のパンツというクラシックな装いに合わせたのは、イギリスのジュエリーブランド、アストリー・クラークのラピスラズリのペンダント。
From VERANDA