大谷翔平の偉業阻止へ マ軍先発カブレラ「ベストの球を投げ込むだけ」 武器は150キロのチェンジアップ 直近4登板の防御率1・52
「マーリンズ―ドジャース」(19日、マイアミ) 史上初の「50-50」に近づいているドジャースの大谷翔平選手の前に立ちはだかるのは、マーリンズの右腕、エドワード・カブレラ投手だ。 ドミニカ共和国出身の26歳。メジャー4年目の今季は開幕前から右肩の故障に悩まされ、18先発、4勝7敗、防御率4・55。しかし、8月26日以降の4登板は防御率1・52と安定している。 196センチ、98キロの恵まれた体躯。最大の武器は平均150キロの高速チェンジアップだ。配球の割合は最も高い34%を占め、150キロ半ばのフォーシームと130キロ台のカーブ、スライダーを織り交ぜる。 大谷とは負傷者リスト入り直前の5月7日に対戦し、2打席連続四球。2回4失点KOされた苦い登板となった右腕はリベンジのマウンドを前に「プラン通りにベストのボールを投げ込むだけ。彼は間違いなくメジャーでベストの一人だ」。大谷封じのカギとなる球種に「チェンジアップ」を挙げた。 もちろん、大谷が「50-50」の偉業に近づいていることも知っている。「信じられない。目にしたことのない数字だ。彼は特別な選手だから達成してほしい」とエールを送った。