ドジャース優勝パレード、平日の午前中なのに22万人が祝福…鳴りやまぬ歓声に大谷翔平「圧倒されている」
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグのワールドシリーズを制したドジャースの優勝パレードが1日(日本時間2日)、ロサンゼルスの中心部で行われた。パレードは2020年の前回優勝時はコロナ禍で実施されず、1988年以来、36年ぶり。ともに移籍1年目の大谷翔平(30)と山本由伸(26)らは2階建てのオープンバスに乗って約45分間にわたって進み、沿道を埋めたファンたちと喜びを分かち合った。大谷は妻の真美子さん(27)や愛犬の「デコピン」と一緒に参加した。 【動画】英語でスピーチする大谷翔平
米大リーグ・ドジャースの大谷や山本にとって、仲間やファンと喜びを分かち合う一日となった。ワールドシリーズの優勝パレードと祝賀イベントが1日、ロサンゼルスで行われ、2人の笑顔がはじけた。
沿道を埋めたファンの中を2階建てのオープンバスに乗って進んだ大谷は、「壮観だし、こんなに人がいると思わなかったので圧倒されている」と驚いた。平日の午前中にもかかわらず、米メディアによると、パレードには警察の推定で22万5000人が集まった。
チームカラーの青色の旗があちこちで振られ、紙吹雪が舞い、歓声は鳴りやまなかった。大谷は「(移籍)1年目からこうやって応援してもらって、受け入れてもらって、すごく感謝している。最高の結果を出すことができて、チームとして素晴らしい1年だった」と振り返った。
パレード後は、ドジャースタジアムでの祝賀イベントに参加。グラウンド中央の特設ステージに上がった大谷は英語で「特別な瞬間で、ここにいられて光栄」と語り、「コングラチュレーションズ(おめでとう)、ロサンゼルス」と締めくくり、詰めかけた4万2000人から大歓声を浴びた。山本も「サンキュー、ドジャーファン」と声を張り上げた。
感極まる選手の姿もあり、ドジャース一筋17年の左腕カーショーは「この日を長い間、待ち望んでいた」と涙ながらに絶叫。今季加入して中軸を担ったT・エルナンデスも涙ぐみ、「私を世界一にしてくれて、ありがとう」と叫んだ。