黒野元基 / ボートレース（競艇）

ボートレース若松「ミッドナイトボートレース マンスリーBOATRACE杯」が31日、2日目を開催した。 初日よりも向い風は収まったのだが、インはわずかに2勝と大苦戦したこともあり、2連単の3ケタ配当は8Rの1本だけ。3連単の万舟券は5本も飛び出す荒れ相場。「この(高い)気温と向い風ではインが逃げるのは難しい」と話す選手もいた。12Rオール女子対決でインから敗れた西橋奈未は、外に誰もいなかったので慎重にターンして来田衣織の3コースツケマイに沈んだが、これも当地ならではのレースと言える。 そんな中、初日3、6着だった黒野元基が差しとイン逃げで連勝ゴール。もっとも、どちらもレース番組に恵まれた側面があり、「伸びは長谷川充さんと一緒だったが乗りづらさがある」と課題は残している。いつもの快速仕立てにはまだまだ遠い。 古賀繁輝は6号艇の1回乗りだったが、5コースから見事なまくり差しで突き抜けて初勝利をマーク、オール2連対をキープした。「やっとゾーンに入った」とペラ調整がはまってパワーは本格化。このままシリーズリーダーになりそうな雰囲気になった。 中亮太も6号艇からピット離れで2コースを奪取しての差し勝ちで日またぎ連勝ゴール。こちらも上位機のパワーを引き出してきた雰囲気だが、スタート展示の6コースが本番では2コースだったので、泣いたファンも多かったのではないだろうか？(配当は2万円台)。 エンジン相場は女子が全体的に優位に立ち、来田、渡邉真奈美、大橋栄里佳が女子の3強。男子も初日から伸びが良かった青木蓮、梅木敬太、田路朋史に加えて、庄司樹良々、古賀、中も上位グループの仲間入りと考えていい。 なお、牧原崇は病気のため帰郷した。