【スーパーGT結果】開幕戦岡山でau GRスープラが完勝!今季デビューのシビック・タイプR-GTは3位表彰台を獲得
日本モータースポーツ界の最高峰シリーズのひとつであるスーパーGTシリーズの2024年シーズンが開幕した。4月14日には開幕戦岡山の決勝が行われ、GT500では昨季のチャンピオンマシンであるau TOM'S GR Supraが優勝。また、今年投入されたシビック・タイプR-GTがデビュー戦で表彰台を獲得した。スーパーGTシリーズは4月14日、岡山県の岡山国際サーキットで2024年シーズン開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝を実施。GT500クラスではau TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が、GT300クラスではmuta Racing GR86 GT(堤 優威/平良 響)が優勝した。 【画像ギャラリー】スーパーGT 第1戦 岡山 今シーズンのGT500クラスでは、ホンダが昨季までのNSX-GTに代わり、シビック・タイプR-GTを投入したほか、トヨタ、ニッサンもそれぞれのマシンをアップデートした。また、ミシュランが昨季限りでこのクラスでの活動を休止したことにともない、昨季までミシュランを履いていた2台がブリヂストンにスイッチするなどの変化が起きている。 今季のスーパーGTでは新たな予選フォーマットを採用。Q1、Q2の2セッションで行われることは変わらないが、これまでのノックアウト方式から、Q1、Q2のタイム合算方式とされた。さらに予選を通じて使用できるタイヤセット数は1セットのみとされた。 13日に行われた予選では、au TOM'S GR Supraが新方式初のポールポジションを獲得。同車はQ1で山下が1分17秒813を記録し5番手につけると、Q2では坪井がこのセッションで最速となる1分17秒748をマークし、総合トップとなった。予選総合2番手にはDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)、同3番手にはSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)がつけた。 GT300クラスでは、Q1でB組2番手、Q2でグループ最速となったLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)がポールシッターに。muta Racing GR86 GTが2番手、SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3番手となった。 14日の決勝はドライコンディションでスタート。 レースはオープニングラップから複数のクラッシュが発生する荒れた幕開けとなったが、ポールシッターのau TOM'S GR Supraが序盤から優れたペースを発揮し逃げる展開に。レースの1/3を過ぎるころには後続に対して10秒以上のギャップを築くと、その後もライバルを寄せ付けない盤石の走りでポール・トゥ・ウィンを飾った。 2位にはDENSO KOBELCO SARD GR Supra、僅差の3位にはSTANLEY CIVIC TYPE R-GTが入った。 GT300クラスでは、2番グリッド発進のmuta Racing GR86 GTがタイヤ無交換作戦を採用。ピット時間を短縮したことでトップに立つと、そのまま危なげなくクラス優勝を果たした。 クラス2位はLEON PYRAMID AMG、3位はStudie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン)という結果となった。 次ラウンドの2024年シーズン第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』は5月3日~4日、静岡県の富士スピードウェイにて開催される。 2024年スーパーGTシリーズ 第1戦岡山決勝結果(GT500クラス) 2024年スーパーGTシリーズ 第1戦岡山決勝結果(GT300クラス) 2024年スーパーGTシリーズ GT500クラス ドライバーランキング(第1戦岡山終了時点) 2024年スーパーGTシリーズ GT300クラス ドライバーランキング(第1戦岡山終了時点)
MotorFan編集部
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