「山形花笠まつり」閉幕 多彩な踊り、観客を魅了
花をあしらった笠を手にして踊る山形県山形市の「山形花笠まつり」が7日、閉幕した。今年は延べ165団体約1万4000人が参加し、華麗な踊りを披露した。 期間中、参加者は市内の約1.2キロの目抜き通りをパレード。「花笠音頭」のゆったりとした音楽に合わせて「ヤッショ、マカショ」の掛け声とともに舞い、観客を魅了していた。 花笠踊りには、優雅で穏やかに踊る「薫風最上川」、力強く踊る「蔵王暁光」の2つの基本的な踊り方があるほか、笠を激しく回しながら踊る尾花沢地方系の「笠回し系花笠」や、現代風の踊りを組み合わせた「創作花笠」もあり、多彩な踊りが楽しめる。パレードには、ストリートダンスと花笠踊りを組み合わせた団体も登場。激しいダンスや側転を組み合わせた若さあふれる演技に、沿道からは拍手や歓声が沸き起こっていた。 「山形花笠まつり」は1963年、「蔵王夏まつり」の中で行われた「花笠音頭パレード」が始まりで、それまで地域ごとに10種類以上あった花笠踊りを「正調花笠」に統一する形で誕生したという。(THE EAST TIMES)