【現役保育士・てぃ先生×柳原可奈子】子どもの想像力を120%引き出す読み聞かせのコツとは?
最後に、柳原さんに読み聞かせ対談の感想を聞きました!
――てぃ先生から絵本の読み聞かせについてアドバイスをいただきましたが、いかがでしたか? これまでは絵本を読むときに「動物は何匹いる?」「この子のお洋服は何色?」「読んだ後に質問するからしっかり聞いてね」と、絵本にプラスαの質問や知育的なことを入れたがっていた自分を反省しまして(笑)。親が持ちがちな「成果を期待する」という気持ちをまずは手放すことの大切さに気づきました。 今思えば、絵本のテクニックで頭がパンパンになっていたのだと思います。絵本を読む時間を子どもに楽しいと思ってもらうという本質をズバッと指摘されて、ごもっともすぎました! ――動画での読み聞かせ、さすがでした! 普段からあんなに楽しく読み聞かせをされているんですか? そうですね。登場人物によって声色を変えたりと、過剰にやるタイプです(笑)。でも最近は淡々と読む方が良い説もありますよね? だから、ここ最近は淡々と読んだりもしていたのですが、私個人としては過剰にやるほうが楽しくて。でも娘は淡々の方が好きなんですよね。だから今回、てぃ先生が「一定のリズムで」とおっしゃったのを聞いて、なるほど!「ブッブッブー」も「もういいよ~」も娘は一緒に言いたかったんだって、すごく腑に落ちました。私がアレンジを加えて読むと一緒に言いづらい、だから淡々と読んで欲しいんだなって。でもその一方で、私が声色を変えて大げさに読むのをゲラゲラ笑って喜ぶときもあるんですよ。娘の中でも、その時々のブームがあるみたいですね。 ――それを親が察知して、楽しい時間にできたら良いですね! いろいろ決めちゃうと親が苦しくなりますからね。例えばイヤイヤ期の読み聞かせって、親御さんって大変だと思うんです。うちの場合、本を見るのも嫌がったので、仕掛け絵本を使って何とかやりつつも、結局2年近く絵本の空白期がありました。今回のアドバイスを伺って、できないときはできない、っていうくらいの余裕があるほうが良いのかなって感じました。イヤイヤ期のママも頑張りすぎず、楽しんでできるときにやるというのが良いのかなと思いました。 2回に渡ってお送りした「絵本の読み聞かせ」、いかがでしたか? 絵本はとても身近な存在で、毎日のルーティンにしている方も多いと思います。だからこそ、親子のコミュニケーションにとって素敵な時間にしたいもの。肩の力を抜いて絵本の時間を楽しめたら良いですね! Profile てぃ先生 現役の保育士でありながら、総SNSフォロワーが180万人を超えるインフルエンサーとして活躍。その超具体的な育児法は斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されており、メディアでは「いま一番相談したい保育士」と紹介されることも。NHK Eテレ「ハロー!ちびっこモンスター」、日本テレビ「DayDay」、TBS「ゴゴスマ」などレギュラー出演も多数。Instagram(@tsenseidayo) Profile 柳原可奈子 お笑い芸人・タレント。『カリスマショップ店員』『総武線の女子高生』などの女子高生を中心にしたネタが話題を呼びブレイク。フジテレビ『バイキング』火曜日MCやテレビ東京『THEカラオケ☆バトル』MCなど数多くのバラエティやCMに出演し活躍中。現在4歳と1歳の娘がおり、自身のinstagram:@yanagihara_kanako_でも子育ての様子を発信し、子育て世代からの注目が集まっている。