元なでしこ・岩渕真奈さんに聞く「デフサッカー」の魅力 2025年デフリンピック開催【デフスポふくしま(2)】
テレビユー福島
来年日本で開かれる「デフリンピック」の魅力をお伝えするシリーズ「デフスポふくしま」。2回目は、会場となるJヴィレッジで行われた開幕1年前イベントで「デフサッカー」を体験しました。 【写真を見る】元なでしこ・岩渕真奈さんに聞く「デフサッカー」の魅力 2025年デフリンピック開催【デフスポふくしま(2)】 ムッシュ・サイトーさん「サッカーの聖地Jヴィレッジにやってまいりました。1年後に迫った東京2025デフリンピック!今日は、競技の魅力と観戦を100倍楽しむ方法をご紹介します!」 「デフリンピック」とは、耳が聞こえない・聞こえにくい人のための「オリンピック」。来年11月、日本では初めての開催となるデフリンピックを盛り上げようと、県は17日、「デフサッカー」の会場となるJヴィレッジで1年前イベントを開きました。 デフサッカーの魅力を体験しに来たムッシュさん。教えてもらったのはなんと、なでしこジャパンで世界一に輝いた岩渕真奈さんです! 元サッカー日本代表・岩渕真奈さん「デフサッカーは通常のサッカーと基本的なルールは同じですが、特有の工夫やルールがあります」 ■(1)視覚を駆使した高度なコミュニケーション 岩渕さん「デフサッカーでは、音の代わりに視覚に頼ってプレーします。選手たちはジェスチャーやアイコンタクトを使って、瞬時に意思疎通を図ります。この独自のコミュニケーション方法は、まるで視覚と言葉が一体となっているかのようで、チームワークと選手間の強い信頼が求められます」 ムッシュさん「これ、おもしろいけど声を出して気づいてもらえないからアクションとかでこっち見てって思いでやるので、今までやったことあるサッカーとは全然違います…」 ■(2)究極の集中力と瞬時の判断力 岩渕さん「試合中、音を頼れないため、選手たちは視覚や直感で周囲の状況を把握し、瞬時に判断しなければなりません。これにより、通常のサッカーとは違った集中力が試され、選手たちがプレーに対する鋭い集中力を発揮する姿は、観戦者に感動と刺激を与えます」 ムッシュさん「すごいですよね。やっぱりみなさん耳が聞こえづらいぶん、目で見る情報量とか、とにかく集中して全身で感じてやっているんですよね。サッカーってこんなに全身使うスポーツなんですね」