前半8分に緊急出場したDF望月ヘンリー洋輝(Koki NAGAHAMA/GEKISAKA)

[6.12 天皇杯2回戦 町田1-1(PK2-4)筑波大 Gスタ] 　緊急出場だったが冷静に対応した。FC町田ゼルビアは開始直後の競り合いでDFチャン・ミンギュが左肩を負傷。ベンチにCBが本職の選手がいなかったために、右SBを主戦場とするDF望月ヘンリー海輝がCBとして投入された。 【写真】お相手がJ1選手だったと話題に…元アイドルの女優が2ショットで結婚報告 　公式戦でCBに入ったのは、大学2年生の時以来だったという。「慣れていない部分はあったけど、前半は大きいミスもなかった。外からポジショニングのことは言われたけど、試合を通して修正できた。そこは何とかやれた感覚です」。 　しかし試合終了間際の後半アディショナルタイム、ペナルティーアーク付近からFW内野航太郎に自身の股下を抜かれるシュートを蹴り込まれ、同点弾を与えてしまった。黒田剛監督が「最後の最後、シュートブロックのところで気が抜けた、我々のコンセプトじゃないプレーを選択してしまった」と悔やんだ場面。望月も「そこは自分の責任」と悔しさを噛み締める。 　今季より国士舘大から加入した望月だが、プロ選手として大学生と対峙したことで思い起こされたこともあった様子。「大学生でみんな若い。自分もそうだったけど、タフに動き続けられるなと感じた。あと試合の中でも学生らしい盛り上がり方とか、Jにはないものを感じました」。 　チームとしてこの敗戦を受け止めて、週末のリーグ横浜FM戦に向かうことが大事になる。望月も「負けてはいけない試合だったけど、結果自体はどうしようもない」と話すと、「怪我人も出ちゃったのでチーム力がより問われると思う。そこはチーム一丸となって頑張っていきたい」と頭を切り替えていた。