自動車工場「生産ラインの全体像」を5分解説、生産量を決める“ある工程”とは?
自動車の生産ラインのエンジニアリングの問題、解決策とは
ティーネットジャパン AES事業部のコンセプトは、生産技術と設備設計とプロジェクトマネジメントを融合したサービスを製造企業に提供することにあります。 組立加工業者が生産技術を外注するは珍しいことだと思いますが、生産技術の外注サービスは、自動車のように膨大な製品を扱っている製造業において成り立っています。なお、自動車業界の中で、生産技術の外注サービスを受けることができる会社は限られています。 ティーネットジャパン AES事業部では、自動車生産ラインの計画から実際のライン立ち上げまでの業務に対して、自動車会社に代わって、または、自動車会社とチームを組んで取り組んでいます。 世界各国の完成車メーカー、日本メーカーの海外工場、Tier1メーカーなど、国や系列を問わず対応を行っています。 プロジェクトとしては、ある自動車の車種モデルを工場で作らなければならなくなったときに、どこから計画をはじめるのか、どんなプロセスで生産し、どんな設備を導入するのか、どのくらいの生産能力で生産するのかといったコンセプト的なところから検討を行い、プロセスとレイアウトを検討し、その後、具体的に設備としてどう実現していくのか、自動化をどうするかといったことを決め、設備仕様書を作成していきます。 そして作成した仕様書に従い設備メーカーに設備を用意、製造してもらい、準備をし、生産ラインに仕立てていきます。 特に海外の場合は大きなエリアを対象とすることが多く、場合によっては生産中のラインを改造して導入することもあり、そういった管理も含めて対応を行っています。
執筆:アルファコンパス 代表CEO 福本 勲