「楽天」が携帯、銀行、証券のクロスユース率(利用者の囲い込み)で他社を圧倒!
携帯キャリアと証券サービスのクロスユース率でも「楽天」がトップに
携帯キャリアと証券サービスのクロスユース率を調べると、1位の「楽天モバイル」ユーザーによる「楽天証券」の利用率は32.3%で、クロスユース率は前年から3.0ポイント増の24.3%と、他社を大きく引き離してダントツトップにランクイン。 2位が「au」ユーザーによる「auカブコム証券」のクロスユース率で、0.6ポイント増の2.4%、3位が「ソフトバンク」ユーザーによる「PayPay証券」のクロスユース率で、0.3ポイント増の1.3%、4位が「ドコモ」ユーザーによる「マネックス証券」のクロスユース率で、0.4ポイント増の1.8%でした。
さらに、証券口座を所持しているユーザーに対し、メインで利用している証券会社を尋ねたところ、「楽天モバイル」ユーザーによる利用率トップは「楽天証券」で、「SBI証券」の10.4%を大きく引き離して24.3%でした。また、2023年10月から提供している国内株取引(現物・信用)手数料が無料になる「ゼロコース」の人気もあってか、「楽天証券」は「au」と「ソフトバンク」のユーザーでも1位となっています。 キャリア傘下ではないにも関わらず上位に食い込んでいる「SBI証券」は、2023年9月から取引報告書や各種交付書面を郵送から電子交付に切り替えたユーザーを対象に、国内株取引(現物・信用)などの売買手数料を無料化したことが影響しているのかもしれません。 また、「au」ユーザーでは前年ランク外であった「auカブコム証券」が4位にランクイン。通信と金融サービスを融合させた新料金プラン「auマネ活プラン」がスタートし、「auカブコム証券」でクレカ積み立てをするとポイント還元率がアップする特典や各種キャンペーンなどをきっかけに、利用者が増えていることが予想されます。
携帯キャリアと銀行口座、証券口座のまとめ意向でも「楽天」がダントツのトップ
最後に、各キャリアのユーザーに「メインで使っている携帯電話会社と証券や銀行などのサービスをまとめたいか」というまとめ意向を尋ねています。 携帯キャリアと銀行口座のまとめ意向では、「楽天モバイル」ユーザーが最もまとめ意向が高く、「すでに利用している」の53%、「まとめたい」「ややまとめたい」のそれぞれ4%を合わせた61%が「まとめたい」と回答しています。 「ソフトバンク」と「au」のまとめ意向はほぼ横並びで、「ソフトバンク」が30%、「au」が29%、「ドコモ」は唯一「すでに利用している」という回答がなく、まとめ意向も18%と、4社の中で最も低くなっています。