「お酒飲んで爆睡は正常な睡眠を破壊する」意外と知らない“寝酒の長期的なリスク”が明らかに
研究グループが発表した内容への受け止めは?
編集部: アメリカのペンシルベニア州立大学らの研究グループが発表した内容への受け止めを教えてください。 勝木先生: アルコールに頼って睡眠を試みることは、長期的に見ると非常に危険な可能性があります。睡眠障害による日々のパフォーマンス低下やその後のうつ病などの発症のリスクを考えると、アルコールを用いずに十分な睡眠を得ることが必要です。アルコールに頼らなくても、現在は依存性の少ない睡眠薬があるので、不眠症でお困りの場合は、お気軽に精神科や心療内科、脳神経内科などを受診いただけたら幸いです。良質かつ適度な時間の睡眠を日々得ることで、普段の生活を輝かしい素敵なものにしましょう。
編集部まとめ
アメリカのペンシルベニア州立大学らの研究グループは、「アルコール飲料の摂取は、ノンアルコール飲料の摂取と比べて研究参加者のレム睡眠が減少した」という研究結果を発表しました。研究グループは「睡眠補助剤としてのアルコールの使用は、依然として公衆衛生上の懸念事項である」と注意喚起をしており、寝酒を習慣にしている人は、習慣改善を意識する必要がありそうです。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]