もう大ピンチ…。欧州で大苦戦する日本人選手(6)監督交代でマズイ…。最下位クラブで消えてしまう!?
欧州の24/25シーズンが開幕してから約1ヶ月半が経過した。ゴールやアシストなど目に見える結果を残して、現地メディアやサポーターから高い評価を受けている選手がいる一方で、主力として活躍する未来像を描きながらも、なかなか出場機会を得られずに苦戦している選手もいる。今回は欧州で大苦戦する日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:小田裕太郎(おだ・ゆうたろう) 生年月日:2001年8月12日 所属クラブ:ハーツ(スコットランド) 24/25リーグ戦成績:5試合1得点0アシスト スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部リーグ)で奮闘する小田裕太郎も、なかなかまとまった出場機会を得られずに苦戦している選手の1人だ。 2023年1月にヴィッセル神戸からハーツに完全移籍で加入した小田は、スコットランドでの活躍とさらなる大舞台への飛躍が期待されていた。だが、加入初年度はリーグ戦出場が7試合とあまり出番をもらえず。 昨シーズンはリーグ戦21試合で5得点と一定の成績を収めたものの、ベンチスタートとなる試合も多く消化不良の1年となった。 満を持して臨んだ2024/25シーズン、小田はリーグ戦5試合に出場して1得点をマーク。先発出場は1試合のみとなっているが、勝負の3年目となるシーズンを成功に満ちたものにしようと奮闘している。 しかし、今年9月に予想外の事態が起こる。小田の“ボス”であるスティーヴン・ネイスミス監督が解任されたのだ。リーグ最下位に沈む現状に業を煮やしたクラブは、昨シーズンにチームを3位フィニッシュに導いた指揮官と袂を分かつ決断を下した。 小田の今後は、新体制による評価で大きく変わってくるだろう。これまでよりも先発の機会が増える可能性も十分にある。ただ、パリ世代の逸材として注目を集めてきた小田がハーツ加入以降に圧倒的な成績を収めてきたかといえば、決してそうとは言えないだろう。 現在チームを預かっているリアム・フォックス暫定監督からタスキを渡される後任監督の目に留まらなければ、いよいよハーツでのキャリアも終焉を迎えてしまうかもしれない。
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