札幌市が国際基準の屋内スケートリンク整備へ…通年利用で選手育成や観光客の体験利用 2030年度の完成目指す
北海道放送(株)
北海道札幌市は老朽化が著しい屋内スケート場の移転を検討しています。 市民も、観光客も楽しめて、選手も育つ施設の「将来像」とは。 【写真を見る】札幌市が国際基準の屋内スケートリンク整備へ…通年利用で選手育成や観光客の体験利用 2030年度の完成目指す アイスホッケーもフィギュアスケートも可能な国際競技基準の屋内スケートリンク。 広い観客席と競技シートを5つ設けたカーリング専用のリンク。 これは札幌市東区にある美香保体育館の後継施設の完成イメージです。 市内のスケートリンクの整備を検討している札幌市が9日、市議会で示しました。 札幌市担当者 「氷上スポーツの需要に応える。体験する、育てる、見る施設」 札幌市内の屋内スケート場、カーリング場は現在5か所。 市が管理する美香保体育館と月寒体育館は1972年の札幌オリンピックの競技会場として整備された施設です。 高橋智也 記者 「特に美香保体育館のスケートリンクでは通年での利用ができず、老朽化も進んでいるため、練習環境を求める選手が道外に流出するなどの課題があります」 また、カーリング場は、通年で利用できるのは札幌市豊平区の「どうぎんカーリングスタジアム」のみ。 人気の高まりで市民や観光客の利用が増え、飽和状態になっているといいます。 札幌市は、美香保体育館の後継施設を東区の「つどーむ」に隣接する、約13万平方メートルの敷地へ移転することを検討。 通年利用できることで選手の育成も期待できます。 また、カーリング場も通年利用が可能で、市民や観光客の体験利用も見込みます。 新しいリンクの将来像に利用者は… 利用者(70代) 「札幌市民は冬のスポーツをもっと楽しんだほうがいいと思う。夏場もスケートできるのならば、こんないいことない」 利用者(50代) 「札幌には通年リンクが2つ。増えてくれるとめちゃくちゃうれしい」 札幌市は市議会の審議を経て、2030年度の完成を目指しています。
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