近視は万病のもと!近視だと「発症率845倍」に跳ね上がる病気とは?
● 目が悪いと使えない!? VR・ARを楽しむ条件 私が“視る投資”をおすすめする2つ目の理由は、ARやVRがスタンダードとなった未来を意識しているからです。 AR(Augmented Reality/拡張現実)とは、シミュレーションした環境で現実の環境を拡張するテクノロジーを指します。 対してVR(Virtual Reality/仮想現実)とは、環境全体をシミュレーションして、ユーザーの世界を仮想的な世界に置き換えるテクノロジーをいいます。 これらの技術は、私たちの人生を便利に楽しくしてくれるはずです。 しかし、残念ながら目の状態によっては、その流れに乗れない人が出てくる可能性があります。 AR・VRとは、目にゴーグルなどをつけてバーチャル空間でもう1つの現実を体験できる身近な技術です。 ただ、目への要求は相当なレベルになります。 わかりやすくいうと「単に視力がいい」だけではあまり“視えない”のです。きちんと視るには「両目で立体視ができること」が前提となってきます。 たとえば片目を失明している場合、大体の距離感はつかめるものの立体には視えません。近視や遠視、乱視などの人も、AR・VRを十分には楽しめません。 酷に聞こえるかもしれませんが、AR・VRとは「両眼視機能ができている“正視”の人」を基準につくられています。 ですから、斜視や斜位、近視、遠視、乱視の人がAR・VRを体験する場合は矯正が求められます。 (「斜視」とは、片目は正しい方向を向いているのに、もう片方の目は別方向を向いていて正しい空間認知や立体視ができなくなる状態のこと。「斜位」とは、神経を集中することで両目の視線を目標に合わせている状態をさします) そう聞くと「AR・VRがより隆盛になったとき。自分の目はそれに対応できるか」と心配になってきませんか。 お子さんがいらっしゃる方の場合は、その未来にまで思いが及ぶかもしれません。 「AR・VRを享受できないと、人生の楽しみが減ってしまうなぁ」という悠長な観点ではなく、「大きなビジネスチャンスを逃すリスクがある」という考え方にシフトしてみてください。 私たちが将来、AR・VRの空間上で働く可能性はゼロではないのですから。