影山優佳「明日もいっちょやるか、と思ってもらえたら」見た人の背中を押す人気作『サラリーマン金太郎』の最新映画に込めた思い
影山優佳さんが、出演する映画『サラリーマン金太郎』の魅力を語りました。 マグロ漁師からサラリーマンの世界に飛び込んだ元暴走族の主人公・矢島金太郎の活躍を描く、本宮ひろ志さん原作の漫画『サラリーマン金太郎』。その痛快な物語が人々を魅了し、これまでにも高橋克典さん、永井大さんを主演に実写化されてきました。 【写真29枚】シックな黒ドレスで微笑みを見せる影山優佳の撮りおろしカットを見る 連載開始から30年の時を経た令和に、鈴木伸之さんを主演に迎え映画化。新たな金太郎の誕生を告げる「【暁】編」が2025年1月10日、日本を牛耳る巨大権力に立ち向かう「【魁】編」が2月7日より、全国公開されます。 本作で、サラリーマンとなった金太郎を支える同僚・前田一美を演じる影山さんにインタビュー。人気作へ出演する心境や共演者の印象などを聞きました。
影山優佳 何度も実写化されている人気作への出演に「光栄」
──本作への出演が決まった際の心境を聞かせてください。 『サラリーマン金太郎』は長い間たくさんの方に愛されている作品ですし、何度も実写化されています。令和版として、また新たにこの作品を、現代の毎日を頑張って生きている皆さんに届けることができて光栄だなと思いました。 ──演じている前田一美は、どのような人物ですか? 漁師からサラリーマンになった金太郎の同僚で、教育係の女性です。若いのですが、金太郎が頼りたくなるような存在でありたかったので、仕事ができる感じを立ち居振る舞いで見せられたらと思い、意識して演じていました。 ──当初、一美は金太郎のことを敬遠していましたが、徐々に絆を深めていきます。一美の心境の変化を表現するうえで大切にしていたことはありますか? 一美は、これまですごく努力をしてきた自負があるんだと思うんです。だから、金太郎のような仕事に不慣れな人だったり、異色の経歴を持っていたり、声が大きかったりする人に対して、嫌悪感というか警戒心が強くて。 それでも長く一緒にいることで、人柄に触れて、自分の心が解けていく感覚があったのですが、私自身も一美と一緒にその感覚を感じることを大切にしていました。 そういう思いもあって、実は撮影の最初の頃は、鈴木さんのことを警戒していたんです(笑)。でも、穏やかな方だと知って、徐々に心が開いていきました。