「才能を発揮していない」米大手紙が今季苦戦のC・パレスMF鎌田大地の苦しい現状を分析「どうすればいい?」【海外の反応】
今夏プレミアリーグのクリスタル・パレスに加入した、サッカー日本代表MF鎌田大地。恩師オリヴァー・グラスナー監督との再タッグということもあり期待されていたが、ここまで5試合を消化してまだ活躍しきれていない状況だ。米スポーツ専門メディア『TheAthletic』は現地時間25日に、鎌田の現状について分析している。 【写真】クリスタル・パレス、最新年俸ランキング フランクフルトを指揮していた時代には、鎌田と共にUEFAヨーロッパリーグ(EL)を制した経験のあるグラスナー監督。同監督との再会を果たした鎌田は、加入当初から新天地での活躍が期待されていた。しかし、今季リーグ戦5試合を消化して3分2敗と低調なパフォーマンスが続いているチームの状況もあり、期待されていた活躍を見せることができていない。 同メディアは、「多才な鎌田の力を最大限に引き出すにはどうすればいいのだろうか」と題して、「ここまで10番としてプレーした後に、ダブルボランチの一角として出場し、その後また10番、ダブルボランチに戻っている」と、起用法が定まらない状況が鎌田のパフォーマンスに影響していると指摘。 また、「過去のクラブでも様々なポジションでプレーしてきており、鎌田が様々な役割を担うよう監督から信頼されていることは明らかだ。常にどのポジションでも活躍できる能力は貴重であり、監督が彼を好んでいる理由でもある」と述べた上で、「他の選手の負傷の影響もあり、現在は10番というポジションよりも、より深い位置でプレイする必要性が高まっている。監督も契約した時は、特定のポジションに割り当てていなかったと言及していた」と、チーム事情から今後もボランチの位置で起用されることが多くなるのではないかと予想していた。 一方で「プレミアリーグに必要なフィジカルの強さを試されていることは明らかだ。彼のタックルには疑問が残る」と、強度の高いプレミアの守備的な選手としては不安があることを強調。 一方で、「彼はゴールを決めたりアシストもできる。6番としてボールをたくさん奪うこともできる。チームの選手を良い位置に導いて攻撃の準備もできる。鎌田は我々にとって素晴らしい選手であり、パフォーマンスには満足している」と指揮官は同選手に関してどちらのポジションでも高いクオリティを持っていると称賛しており、「彼はまだ才能を発揮していないかもしれないが、監督は彼を信じているようだ」と、監督の信頼を得ており今後も継続して起用される可能性が高いと言及していた。
フットボールチャンネル編集部