仮面ライダーを演じたDAIGOが子どもたちに伝えたいこと「自分らしさを見つけて我が道を行ってほしい」
大切なのは「我が道をゆく」こと
――現代において、ヒーロー像は変化してきていると思いますか? 憧れの存在がどうあるべきか変わってきていると思うんですが。 いろいろなパターンのヒーローがいて細分化されている部分もありますよね。昔なら絶対的な存在がいましたけど、今はさまざまなことが溢れている中で、自分にとってのヒーローを見つけるのは大事なことだな、と思います。 どんな人がヒーローなのか、なかなか難しい時代にはなっていますよね。だから僕は自分の子どもたちにとってのヒーローでありたいな、とは思います。まあ、中高生になったら、そんなことは1ミリも思われなくなると思うんですけど(笑)。 ――小さいころはパパが憧れ、みたいな。 そんなふうに思ってくれたらいいな、とは思います。 ――やはり、この映画はたくさんのお子さんが見られると思います。これから成長していく子どもたちに、これだけは伝えたいメッセージを最後にいただけますか。 ノリでSNSはやらないほうがいいかな。 ――確かに!(笑) 残りますから。どう残っていくかもわからないので、そこは気をつけてほしいな、と思います。 ――人間的に大事にしたほうがいい点についてもお聞きしたいです。DAIGOさんはポジティブで明るくて、観ていて元気をもらう方も多いかと思うんですが、どうしたらDAIGOさんのようになれるんでしょう? 僕はたまたまこんな感じですけど、みんな僕みたいになってもバランスがとれないから(笑)。一番思うのは「我が道をゆく」ですね。 いろんなものに憧れたり、興味を持ったりすると思うんですけど、結局、自分だけの道でしかないので。その道に、自分の好きなものを採り入れたり、何か見つけたり。いろいろな経験をしながら、自分らしさを見つけていって、自分らしく生きることが大事なのかな、とは思いますね。 ――人と比べるのではなく。 比べることで能力を伸ばす場合もあると思うんですけど、最終的には自分らしさを大切にしていくことが大事なのかな、と思います。 あとは、思いやりを持って生きていくことだったり、他人に迷惑をかけないという意味では、シンプルに人を殴らないとか(笑)。その年代によってそれぞれの生き方があると思うんですけど、それでも我が道を行ってほしいですね。 撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこ 『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』は7月26日(金)より全国公開