伊藤新叡王が誕生 羽生会長「今後も藤井名人としのぎ削る勝負を」
将棋の第9期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第5局が20日、甲府市で指され、挑戦者の伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)に勝ち、3勝2敗で叡王位を奪取し、初タイトルを手にした。藤井叡王が2023年10月に果たした史上初の8冠独占は、五つ目の防衛戦で途絶えた。羽生善治・日本将棋連盟会長のコメントは以下の通り。 【写真まとめ】叡王の座を奪われ、険しい表情の藤井聡太 ◇「今後もしのぎ削る勝負を」 伊藤匠七段、叡王獲得、誠におめでとうございます。タイトル戦3回目の挑戦での戴冠は、喜びも大きいと思います。今回の五番勝負は、最先端の将棋の魅力が余すことなく表現されたシリーズだと感じました。今後も藤井名人と、しのぎを削る勝負を末永く繰り広げられることを期待しています。