暑さもなんの、山あいの丘で夏の花「サルスベリ」1900本鮮やかに
長野市の丘で間もなく満開
長野市若穂保科の「サルスベリの丘」で、赤やピンク、紫など色鮮やかに咲いたサルスベリの花が山あいを染めている。甘い香りに誘われ、蜜や花粉を求めて忙しそうに飛び回るミツバチは、真夏の日差しも何のその。後ろ脚には団子状に丸めた大きな花粉の塊を付けていた。 【写真】北アルプスで咲き乱れるコマクサ
約2ヘクタールに1900本ほどのサルスベリが植わる。管理する地元の植木職人、入井一人(かずと)さん(74)が30年近く前に植え始め、自分の畑や借りた農地を整備して増やしてきた。 今年は例年並みの8月初旬に咲き始め、お盆ごろに満開となる見込み。9月20日ごろまで楽しめる。入井さんは「同じ種類でも一本一本の花が違う色をしている。(丘の上にある)休憩所でゆっくり楽しんでほしい」としている。