27歳人気女優の意外な“プライベートの目標”「やったことがないのに無理と言うのは違うなって」
「いろいろ悔しいこともあったけど……」
――第一線で戦うという意味では俳優の仕事も似ているかと思いますが、小芝さん自身もヘラと近いところがあるのではないでしょうか? 小芝:ヘラは王女なので比べると背負っているものが違いすぎて演じながら自分と似ているなとかは考えてはいなかったのですが、年齢を重ねていくにつれてお仕事をするときの責任だったり、現場でもどんどん年下の方が増えてきたりするので、いつまでも先輩に甘えていちゃいけないなと、自分がしっかりしなくちゃいけないなと自覚することがここ数年すごく増えてきて。この人について行きたいと思われるような、ヘラのような強い女性にはあこがれます。 ――ヘラとの出会いや学びのほかに、本作に関わってよかったなと思うことはありますか? 小芝:ドラマだけでなく舞台、映画もやりたいですし、いろいろなお芝居をしたいと思っていたので今回声優さんのお仕事もさせていただけて。今後この経験が普段のお芝居に活きてくるかもしれないですし、普段やっているお芝居が声のお芝居でも活きてくると思うので、どんどんお芝居の引き出し、幅が広がると思いました。これから先、またアニメーションのお仕事がしたいという夢も広がりました。 ――2024年、大変充実されていたと思いますが、来年もNHK大河ドラマの出演もあり、この状況をどのように受け止めていますか? 小芝:とてもうれしいです。今芸能界デビューから13年目で、主役など大きな役柄を任せてもらえたり、最初からポンと叶えられていたわけではないので、その分のありがたみを感じています。昔ご一緒した方が見ていてくださって、「この役を任せてみたい」とまた声をかけてくださることも増えてきて。いろいろ悔しいこともあったのですが、その期間があってよかったなと、今は思えます。 その時その時に積み重ねてきたものが、今活きていると感じる場面が多いので、これからも安心せず、ひとつひとつ真摯に向き合っていきたいなと思っています。