江戸時代から昭和初期までの「水害の教訓」を後世に 岡山市の図書館で企画展
KSB瀬戸内海放送
岡山市の図書館で水害の教訓を後世に伝える企画展が開かれています。 【写真】岡山藩への要望で使われたとされる1810年代の絵図
江戸時代から昭和初期までの水害に関する資料などを集めた企画展です。 90年前の「室戸台風」で浸水した岡山市中心部の写真も展示されています。旭川の濁流が表町商店街や岡山城周辺など広い範囲に流れ込むなどし、甚大な被害をもたらしました。 江戸時代後期の水害の状況を示した絵図もあります。現在の岡山市北区一宮地区ではかつて川が相次いで氾濫し、周辺の村人はこの絵図を使って岡山藩に堤防のかさ上げを求めたとされています。 (岡山市立中央図書館/飯島章仁 学芸員) 「後世に生きる私たちにも水害の教訓を語りかけてくる気がする」 この企画展「水害の記録と教訓」は8月4日まで開かれています。
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