竹平記念館にサブアリーナ 高岡市スポーツ施設検討会議 新体育館整備までの暫定
●メインアリーナと一体運用 高岡市内のスポーツ施設のあり方を考える市教育将来構想検討会議は22日、市役所で開かれ、2017年に建設が見送られた新総合体育館整備までの暫定案として、市竹平記念体育館の隣接地にサブアリーナを建設し、メインアリーナと一体運用することを市側に提言する方針を決めた。 会議では、新総合体育館の建設は将来的には必要だが、竹平記念体育館とふくおか総合文化センター(Uホール)の利活用を前提とすれば、大規模な体育館を早急に建設する必要性は小さいと意見を集約。新総合体育館建設までの段階的な対応として、竹平記念館にサブアリーナを併設する必要性があるとした。 サブアリーナの規模は面積1300~1500平方メートル、観客席200席程度を想定する。 1960(昭和35)年に整備され、老朽化が進む東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)は中長期的な利用が見込めないことから、代替施設の検討が必要とした。このほか、持続可能な施設運営を行うため、現在無料で実施している学校体育館の開放事業を有料化することや、現在有料となっている施設の利用料値上げも検討する必要があるとした。 会議は昨年10月から開催され、今回が4回目となった。次回会合で報告書案をまとめ、教育長に提出する見通し。