ティームが今季のATPツアー本戦初勝利「早めに現地入りして大会に備えたことが報われた」 [エストリル・オープン/テニス]
ティームが今季のATPツアー本戦初勝利「早めに現地入りして大会に備えたことが報われた」 [エストリル・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ミレニアム・エストリル・オープン」(ATP250/ポルトガル・エストリル/4月1~7日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)がマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)を6-1 6-7(3) 6-4で倒して今季のATPツアー本戦初勝利を挙げた。 ~ミレニアム・エストリル・オープンで今季のATPツアー本戦初勝利を挙げた元世界3位のティーム選手~ 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したティームはタイブレークの末に第2セットを取り返されたが、ワンブレークずつし合って迎えた第3セット2-2から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって2時間15分で競り勝った。 大会前にSNSを通して軽度ながら2021年6月から約9ヵ月の戦線離脱を余儀なくされた手首のケガが再発したため練習の強度を落として練習すると発表していたティームは、「よかったよ。ここでは過去2年プレーしたけど、コンディションは気に入っている。早めに現地入りして大会に備えたことが報われた」と試合後のオンコートインタビューで語った。 「いい試合だったし、第1セットは素晴らしかった。第2セットではマックス(マルテレル)のプレーがよくなり始め、どちらが勝つかわからないバトルになった。最終的に自分のほうに流れが傾いて本当によかった」 ティームは次のラウンドで、初戦がBYEで免除されていた第4シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が歯の感染症により棄権したためラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)として繰り上がったリシャール・ガスケ(フランス)と対戦する。 そのほかの試合ではヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)が予選勝者のルカ・プイユ(フランス)に0-6 7-6(6) 6-3で逆転勝利をおさめ、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は第6シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-1 7-5で倒してそれぞれ2回戦に駒を進めた。
テニスマガジン編集部