前節V機の重野哲之が前検一番時計タイ/ボートレース児島
ボートレース児島で開催される「創刊75周年記念日刊スポーツ杯・ニッカン・コム杯」は、10日に前検が行われた。12Rの選抜メンバーに選ばれている藤原啓史朗は、「川上剛選手との足合わせで負けてしまい、いい感触がなかった。起こしの感じが良くなくて行かれてしまった」と、パワーアップが急務であることを強調している。福来剛は、「行き足が鈍かったが、スリットを越えてからは問題ない。回転は割と上がっているので、外回りとプロペラの調整で合わせていきます」と、調整の方向性は定まっている様子だ。 池永太は、エンジンにひもが絡んでいた影響で、調整に時間を費やし、「乗った感じは普通だと思う」とコメント。まだエンジンの状態を確認中といったところだ。上條暢嵩は、「まだよく分からないが、悪くはないと思う。当日乗ってみて調整を考える」と、機歴の良さを活かしつつ冷静な様子を見せている。 森野正弘は、「周りと比べて特に出て行く感じはないが、島田賢人選手よりは良い。他の選手とは同等の動きだと思う。スタートも向かい風の割には届いている」と、及第点の仕上がりを見せた。一方、島田は「何もしていない。ただ乗っただけで、まだ分からない。周りの比較もしていない」と、展示の気配に注目される選手だ。 その他の予選組では、重野哲之と岡瀬正人が一番時計の6秒55をマーク。重野は前節で優勝したエンジンを手にしており、岡瀬は前節で上位の動きを見せていた良機を駆り、好気配を漂わせている。
マクール