「ちょっとの差」でも「大きな壁」。世界8強を超えるために、なでしこ熊谷紗希が考える“一番の近道”とは?【パリ五輪】
アメリカと延長戦にもつれ込む接戦も、0-1で惜敗
日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル『JFA TV』が、日本女子代表に密着取材する「Team Cam」の最新回を公開。キャプテン熊谷紗希が、パリ五輪のアメリカ戦後の心境を語っている。 【動画】なでしこジャパン密着「Team Cam」|アメリカ女子代表戦の舞台裏 なでしこジャパンは準々決勝でアメリカと対戦。スコアレスで突入した延長戦の105+2分に失点。そのまま0-1で敗れた。 「一夜明けたからこそ、終わっちゃったなというか...もう帰るんだなっていうところを、痛感とともに実感していますね」 8強で敗退となったが、チームとして、個人として、全力で戦い抜いた。 「いろんなことが起きたけど、それを全員で乗り越えて進んできた大会だったなとは、すごく思っていて。自分自身もチームのために、できることを全力で尽くせた大会ではあったかなと思っています」 アメリカに惜敗。「本当にちょっとの差」と振り返る。 「昨日のベスト8の戦いは、どれもすごく拮抗した戦いだったし、延長、PKまで行く試合もあった」 大きな差はないと思っているが、「ただこの壁がすごく大きくて」とも。「この壁を乗り越えるまで、やり続けるしかない」と前を向く。 なでしこジャパンの底力と伸びしろを信じている。熊谷は「自分たちは本当にチームとして戦えるチームなので。とにかく個の能力、個のレベルを上げて、それをチームの力にするっていうところが一番、この壁を乗り越える近道なのかなと思っています」と、今後のさらなる成長と進化に意欲を示した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部