「青森山田は高校サッカー界の“ラスボス”」快進撃を続ける近江、CB西村想大がファイナルに闘志を燃やす!「新鋭の自分たちが向かっていく」【選手権】
チーム初の決勝進出
[高校選手権 準決勝]近江(滋賀)3-1 堀越(東京A)/1月6日/国立 1月6日に国立競技場で開催された選手権の準決勝で、近江は堀越と対戦。3-1で快勝を飾り、初の決勝進出を決めた。 【厳選ショット】鵜戸瑛士!山門立侑!金山耀太!3発快勝で初の決勝進出!|選手権準決勝 近江3-1堀越 近江は、11分に山門立侑のシュートのこぼれ球を拾った鵜戸瑛士がネットを揺らして先制。その2分後にはゴール前の混戦から最後は山門が押し込んで追加点を奪った。 勢いに乗ると22分、金山耀太の冷静なフィニッシュでリードを3点に広げる。後半アディショナルタイムにはPKで1点を返されたものの、そのまま逃げ切った。 パスを繋ぎながら、前へと突き進むスタイルでゴールを重ねた近江。そのなかで最終ラインの中央で守備を統率したDF西村想大は「繋がりの部分は今年のチームの武器でもあるし、それが自信にもなっている」と手応えを口にする。 チームはこれまで快進撃を続け、2回戦から日大藤沢、明秀日立、神村学園と強豪校を次々と撃破してファイナル進出を決めた。次は一昨年の王者・青森山田と相まみえるが、西村はこう意気込みを語った。 「監督も言っていたんですけど、青森山田は高校サッカー界の“ラスボス”。新鋭の自分たちが向かっていくというのはすごくやりがいがあります。ここ数年、常にプレミアリーグでも勝ち続けている相手。倒したい気持ちが強いです」 悲願の全国制覇に向けて気合十分だ。 取材・文●中川 翼(サッカーダイジェストWeb編集部)